熱中症疑いで19人が病院へ 酷暑の静岡!浜松・佐久間で37.6℃  涼求め水辺や鍾乳洞は人・人・人

静岡県内は7月17日も熱中症警戒アラートが出されるなど各地で猛暑日となりました。「海の日」ということもあり、海水浴場は多くの人でにぎわっていました。

<街の人(静岡市内)>

「暑すぎる〜」

「きのうからきょうすごくないですか。半端じゃなく強烈です」

16日に引き続き、厳しい暑さとなった17日の県内。日中の最高気温は、浜松市天竜区佐久間で37.6℃、三島市で36.2℃など、県内19の観測地点のうち13か所でこの夏1番の暑さに。熱中症の疑いで病院に運ばれた人は静岡市で8人、浜松市で5人。焼津市では高校野球の試合中に選手を含む6人が熱中症の疑いで病院に運ばれました。

厳しい日差しが照りつけた「海の日」の17日、牧之原市の静波海水浴場は、県内外から来た家族連れなどでにぎわいました。午後1時半の海水温は26℃ほど。陸地に比べれば、ひんやりしています。

<藤枝市から来た家族>

Qきょうは暑いが海はどう?

「楽しい!波が来るところが」

「日差しがあっても、海の中に入ると寒いくらい気持ちがいい」

<関東圏から来た若者>

Q静波の海はどう?

「めっちゃきれいでびっくりしました」

23年は検温の実施などもせず、4年ぶりに新型コロナによる制限のない静波海水浴場。地元の経済効果にも期待が高まります。

<静波海水浴場観光事業協同組合 大井征二副組合長>

「新型コロナで3年苦労して営業停止にもなったが、やっとお客さんがきのう、きょうと出てきてもらってありがたい」

<スタートの合図>

「ドン、ドン、ドン!」

松崎町の海岸で行われたのは、毎年恒例の「サザエ狩り」。海岸沿いには、約3000個のサザエがまかれ、約800人の参加者がサザエ狩りを満喫しました。雲見海水浴場は前年、台風8号で被災しエリア制限が行われましたが、23年は復旧が完了し全面開放されています。

<参加した人>

「8個、6個くらい。取ったぞー!」

17日、県内で最も暑かった浜松市。北区引佐町にある鍾乳洞「竜ヶ岩洞」は、県内外から涼を求める多くの人でにぎわいました。

<男性>

「最近暑い日が続いてたので、涼みたいなと思ってきました」

<男の子>

「寒い」

三島市では、涼を求める人には欠かせない水をめぐって、実に60年ぶりという現象が起きています。楽寿園内にある富士山の湧水を水源とする小浜池です。

<三島市産業文化部 楽寿園 山田くるみ主事補>

「6月9日の時点で満水になったのが約60年ぶりと言われています」

近年は富士山の地下水の減少などで1年の大半は水がなく乾いた状態でしたが…6月上旬にはすでに満水に。6月上旬に満水になるのは60年ぶり。

<三島市産業文化部 楽寿園 山田くるみ主事補>

「台風2号が来てから一気に水位が上がって、梅雨入りも今年は大変早かったので、その影響があって水位が上がったのではないか」

この影響は小浜池を水源とする源兵衛川にも。例年に比べて水量が多くなったため、注意を呼び掛ける看板が設置されました。

<子ども>

Qお水の量はどう?

「多くて波もすごかった」

<息子・娘と遊びに来た母親>

「流れが速いところは足を若干とられそうになったので。でも気持ちいいです。めっちゃ気持ちいいです」

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