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第105回全国高校野球選手権記念岡山大会第9日は17日、倉敷市のマスカットスタジアムと市営球場で3回戦4試合があり、倉敷商、学芸館、理大付、倉敷工のシード校がそろって8強入りを決めた。
倉敷商は和田、増田の2年生投手の無失点リレーで笠岡工に7―0の七回コールド勝ち。学芸館は二回に古謝の3点三塁打などで一挙7点を奪い、8―0の七回コールドで一宮に快勝した。理大付は左腕帆北の投打にわたる活躍で朝日を4―0で退け、倉敷工は2―1で明誠学院を下した。
第10日の18日はマスカットスタジアムと市営球場で3回戦残り4試合が行われ、8強が出そろう。
▽3回戦
倉敷商 無失点リレー
笠岡工
0000000|0
010051X|7
倉敷商
(七回コールド)
▽本塁打 藤本
▽三塁打 吉森▽二塁打 津本、佐々岡藍▽暴投 森3
【評】倉敷商は効果的な長打が出た。二回2死一、二塁で津本が左翼フェンスを直撃する先制二塁打。五回は藤本の左越えソロ、吉森の中越え3点三塁打などで一挙5点を奪った。投げては先発の和田が5回3安打、左腕増田が2回6奪三振。無失点でつないだ。
笠岡商は小刻みな継投で対抗したが、エース森が万全ではなかった。打線も5単打に終わった。
学芸館 2回一挙7得点
一宮
0000000|0
070001X|8
学芸館
(七回コールド)
▽三塁打 古謝
【評】学芸館が二回に一挙7得点。2四球と竹下のバント安打で無死満塁とし、奥浜が先制打を左前に運んだ。沖田、森下が押し出し四球を選ぶなど冷静に見極めた。古謝が3点三塁打を放ち、流れを決めた。3回パーフェクトの先発沖田ら4投手で無失点リレー。
一宮は散発4単打。2度のけん制死も痛い。4回1失点のエース福岡を僅差で投入したかった。
理大付 中盤から勢い
朝日
000000000|0
00002101X|4
理大付
【評】理大付が中盤以降に得点を重ねた。五回に帆北が中前適時打を放ち、2点を先制。六回は平賀の適時打、八回は桜木の内野ゴロで加点した。先発左腕の帆北は7回4安打無失点。八、九回は金沢、高橋が締めた。バックも2併殺ともり立てた。
朝日は先発和田が四回まで無安打と好投したが、打線が援護できなかった。
倉敷工 接戦制す
明誠学院
000000010|1
01000100X|2
倉敷工
▽二塁打 三宅、石原
【評】倉敷工が接戦をものにした。二回、頼の中前打を足場に2死二塁とし、三宅が右翼線に適時二塁打を放ち先制。六回は内野安打の堀内を石原が左翼線二塁打で迎え入れた。5回無失点の頼ら3投手の継投と無失策の堅守で逃げ切った。
安打数で並んだ明誠学院は内野ゴロによる1得点。板野、宇賀が力投し、バックも要所で3併殺を奪った。