シンガポールの配車サービス大手グラブが、米有力誌タイムの「世界で最も影響力がある100社」の2023年版のリストに選出された。
世界で最も影響力のある100社は影響力、イノベーション(技術革新)、野心、業績などを基準に選定される。今年で3回目のリスト公表となる。
グラブはシンガポールを拠点に、東南アジアで携帯端末のアプリを活用して配車、料理宅配サービスを展開している。今年のリストでは、ディスラプター(最新技術を活用して業界に破壊的創造をもたらす事業家、企業)部門で選ばれた。
グラブは声明で、「本業のほか、零細事業者の電子商取引(EC)サイト構築を支援するプラットフォーム『グラブマーチャント・コマース』も立ち上げ、マーケティングやブランド開発、在庫管理などを支援するサービスを開始し、東南アジアのデジタル経済の普及に貢献していることが評価された」とコメントした。