なすがダメになっている『5つのサイン』腐っている特徴と賞味期限、保存方法は?

「なす」の賞味期限は1週間が目安!腐敗に要注意

夏になると旬を迎え、他の時期よりも美味しく味わえる夏野菜の「なす」。基本的になすの賞味期限は購入日から1週間ほどだと言われていますが、保存環境や店舗に並んでいる時の状態によっては、1週間経たずに腐敗してしまうこともあります。

腐ったなすを誤って食べてしまうと、腹痛や下痢、嘔吐、発熱や不快感などの食中毒症状を引き起こす恐れがあります。

したがって、賞味期限は1つの目安とし、実際に調理する際は腐っている特徴がなすに表れていないか確認することが重要です。

なすがダメになっている『5つのサイン』

すでに腐り始めているなすにはどのような特徴が現れるのでしょうか。ここでは、なすがダメになっている時に見られるサインを紹介します。以下のようなサインが現れていたら、無理に食べずに廃棄しましょう。

1.カビが生えている

カビが生えているなすは、パッと見ただけで状態が悪いことが確認できます。実際、冷蔵庫からカビが生えているなすが出てきたら、食べようと思う人は少ないのではないでしょうか。

1箇所にカビが生えているということは、他の箇所もカビが生えていなくとも劣化していることを意味しています。無理に食べずにカビが生えたなすは廃棄した方が無難です。

2.茶色く変色している

なすは劣化が進むと艶のある黒から徐々に色が薄くなり、最終的に茶色く変色してしまいます。茶色く変色しているなすは、腐っている可能性が高いので、すぐに食べずに他にも腐敗サインが現れていないか確認してください。

全体が茶色く変色している場合は、他にも腐っている特徴が見られる場合が多いです。食中毒の危険性が高まるので、廃棄しましょう。

3.ハリがなくなりブヨブヨと柔らかくなる

時間が経過するに従い、なすは内側から水分が出てくるため、艶とハリのあるなすではなく、ハリがなくなりブヨブヨと柔らかい感触に変化してしまいます。

触った時にぶよっと気持ち悪い触感が伝わるため、「このなすはもう無理だろう」と即座に判断する人もいるほどです。調理に向いていない状態なので、腐敗のリスクも考えて廃棄するべきでしょう。

4.水分が漏れ出て表面に滑り気が出る

時間経過と共に水分が出てくるという話がありました。より劣化が進むと、水分が表面に漏れ出てくることで表面に滑り気が出てしまいます。

触った時にヌメっとした嫌な感触に気づく人も多いので、粘り気の気持ち悪さから食べることを断念する人が多いでしょう。実際、腐敗している可能性が非常に高いので、健康上の問題を考えても廃棄するのが正解です。

5.酸っぱい腐敗臭を漂わせている

買ってから時間が経過しているなすは、臭いにも注意が必要です。見た目に異常が現れていない場合でも、酸っぱいような腐敗臭を漂わせているならば、すでに中が腐っている可能性が高いでしょう。

切るとなすの中身が黒ずんでいることも多いので、安全のためにも食べずに廃棄してください。

なすを少しでも長持ちさせる正しい保存方法は?

買ったなすの新鮮さを少しでも長く保つためには、どのような保存するべきなのでしょうか。

なすは夏野菜なので低温に弱い特性を持っています。そのため、冷蔵室に入れてしまうと温度が低く、低温障害を引き起こしてしまう恐れがあります。したがって、基本的になすは冷蔵庫の野菜室(7〜10℃の環境)で保存するのがおすすめです。

また、保存する際はキッチンペーパーなどに包み、ポリ袋やジップ式の保存袋に入れて野菜室に入れましょう。この方法により、なすの鮮度を保ちながら早く劣化することを防ぎつつ保存できます。

「なす」は1週間以内の鮮度の良い状態で使い切って

いかがでしたか。なすは基本的に1週間ほど経つと腐り始めてしまいます。そのため、買ってからなるべく早めに使い切らなくてはいけません。今回紹介した腐敗サインを参考に、調理の際はなすが安全な状態であるかどうかをチェックして使いましょう。

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