三田佳子 5度逮捕の次男に養育費工面、夫は送迎…公判で検察も指摘した“監督能力”なき厚遇サポート

20年1月、本誌が目撃した高橋祐也被告

昨年9月、覚醒剤取締法違反では5度目の逮捕をされた、女優の三田佳子(81)の次男で元俳優の高橋祐也被告(43)。7月14日に配信された「東スポWEB」の記事によると、同日に実施された公判では、検察から「両親も監督能力がないのは明らか」と指摘され、懲役2年6月が求刑されたという。

約1カ月前の6月16日に行われた公判には、高橋被告の父親Aさん(82)が出廷。再発防止のため「同居を考えている」と述べたことがFNNプライムオンラインによって報じられていた。しかし、その訴えもむなしく響くばかりだ。

それもそのはず、母親の三田と父親であるAさんの息子の甘やかしぶりはこれまでも大きな注目を集めてきた。

’98年1月、高橋被告が初めて逮捕された際に、三田は記者会見を開き「母が女優ということで未成年である息子の事件が報道されて可哀想」と発言。さらに月50万円の小遣いを渡すこともあると報じられた。

「過保護すぎる」との大バッシングを受けた三田らのふるまい。小遣いの額は減るかと思いきや、’07年の3度目の逮捕時に報じられた小遣いの額は70万円にアップしていた。

「3度目の逮捕後も、高橋被告が住んでいたのは都内有数の高級住宅街。『今でも1日15万円もらっている』と豪語していたそうです。さらに、高橋被告は三田さんからお小遣いをもらっていても、『こっちがお金をせびっているんじゃない。親がお金をあげるというからもらっているだけ』と言っていたといいます。三田さんが出演する『過保護のカホコ』(日本テレビ系)が放送されたときは『ドラマのギャラが1千万円入るから、俺が全部もらってやる!』と”タカリ宣言”をしていました」(芸能関係者)

’18年9月に4度目の逮捕となった際にはさすがの三田も、《親としては、もう力及ばずの心境です。このうえは、本人ももう40手前ですし、自らの責任と覚悟をもって受け止め、そして罪を償って、生き抜いてもらいたい》とコメントを発表。

さらに、「婦人公論」’19年4月9日号では、《世間からはいつまでたっても親が過保護にしていると思われているようですが、決してそんなことはありません。私としては、すでに次男からも卒母しています》と、息子を突き放した。

一方の高橋被告は’19年2月に交際相手のBさんと結婚するとSNSで発表。同年10月には出産直後の赤ちゃんとBさんの写真をアップしていたのだが、直後にBさんへの脅迫容疑で逮捕されてしまう。

“卒母宣言”をした三田らは、もはや高橋被告と関わることはないと思われた。しかし‘20年1月、本誌は高橋被告とBさん、そして父親であるAさんをホテルのロビーで目撃。その後、高橋被告はAさんの運転で家賃40万円ほどの自宅マンションに戻っていった。当時、三田の知人は本誌の取材に対しこう明かしている。

「高橋容疑者(編集部注:当時の表記)との子どもを妊娠した際、父親から『子どもを諦めなければ、実家には戻れないと思え』と勘当されたBさんを、三田さん夫妻は支えようと決意したといいます。経営しているバーが開店休業状態だった高橋容疑者に代わって、養育費などを工面しているそうです」

手厚いサポートはさらに続く。本誌は’20年夏にも、高橋被告と父親が高級中華料理店でランチをする姿を目撃している。高橋被告の白いズボンにはオレンジ色のシミがべっとりと付いていたが、気にしていない様子だった。

そして’22年9月に生涯で6度目、覚醒剤取締法違反では5度目の逮捕となった高橋被告。同居して面倒をみると公判で主張するなど、いまなお父親はサポートする意向を示している。“卒親”はまだ先になりそうだ――。

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