いきなり車が急発進…低速で運転する暴力団組員を職質中に 車つかむ警官を振り落とし逮捕 酒気帯びだった

組員の男逮捕 公務執行妨害の疑い

 埼玉県警本庄署は17日、公務執行妨害容疑で、本庄市今井、自称自営業で指定暴力団稲川会傘下組織組員の男(52)を現行犯逮捕し、公務執行妨害と傷害、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で、さいたま地検熊谷支部に送検したと発表した。

 送検容疑は16日午前0時10分ごろ、本庄市けやき1丁目の市道で、酒気を帯びた状態で軽自動車を運転。県警交通機動隊警部補の男性警察官(40)の職務質問を受けた際、逃走しようと企て、車を急発進させて、静止するために運転席窓枠をつかんでいた警察官を路上に振り落とし、職務の執行を妨害した疑い。

 同署によると、男は低速で車を運転していたため、職務質問を受けた。男の呼気からは1リットル当たり0.25ミリグラムのアルコールが検出された。警察官は右手の手のひらや手首に擦り傷を負った。男は「居酒屋で焼酎を飲んだ」などと供述し、容疑を認めているという。

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