メッツがオリックス・山本由伸に興味か MLB公式サイトが伝える

オリックスバファローズのエースとして活躍中の山本由伸がメッツに加わる可能性をMLB公式サイトが伝えている。「SNY」のアンディ・マルティノ記者によると、メッツのビリー・エプラーGMはシーズン終了後の補強を見据え、山本のピッチングを視察するために日本を訪れたという。MLB公式サイトは「ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表として活躍した山本はまだ24歳だが、今オフにポスティング制度を利用してMLBに移籍する予定だ。2021年と2022年にはパシフィック・リーグのMVPに選出されている」と山本について紹介している。

メッツは現在、先発ローテーションを担う5投手のうち4人(マックス・シャーザー、ジャスティン・バーランダー、千賀滉大、ホセ・キンタナ)は来季の保有権がある。しかし、MLB史上最高額のペイロールでロースターを構成したにもかかわらず、チームは予想外の低空飛行が続いており、トレード・デッドラインでシャーザー、バーランダー、キンタナを放出する可能性もあるとみられている。そうしたチーム状況を受け、MLB公式サイトは「そうした動きにより、メッツは2024年のエースが不在となる可能性がある。山本はそのようなチーム状況にフィットするだろう」と伝えている。

エプラーGMはこれまでにも日本球界からトップクラスの投手を獲得した実績があり、ヤンキース時代には田中将大と7年1億5500万ドルの大型契約を締結。エンゼルスのGMになったあとは、ポスティング制度を利用して海を渡った大谷翔平の獲得に成功し、昨オフには海外FA権を行使してMLB挑戦を目指した千賀と契約を交わしている。こうした実績を持つエプラーGMが山本に目を向けているのは必然とも言える。来季のMLB移籍が噂される山本は、海を渡って千賀とともに先発ローテーションを担うことになるのだろうか。

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