【別府】別府市古市町の関の江海水浴場がリニューアルされ、17日に海開きがあった。人工砂浜を整備するため約15年間、隣接地を開放していたが、工事完成に伴い今年から元の場所に戻った。面積は約3万平方メートルと大幅に拡大。親子らが真新しいビーチで夏を満喫した。
同海水浴場は県が1992年度から本年度まで、約18億円をかけて突堤の設置や埋め立てなどの整備をしていた。
古市町自治会の後藤敏之会長(75)によると、工事が本格化した15年ほど前からは、北側の自然海岸を同じ名称の海水浴場として開いていた。
この日は神事があり、長野恭紘(やすひろ)市長、加藤信康市議会議長らが出席。波打ち際では大勢の親子らが砂遊びやボール投げを楽しみ、浮き輪で気持ちよさそうに海に浮かぶ人たちもいた。
地元の会社役員安部達範さん(40)は息子の真那斗君(11)と来場。「以前は寂しい雰囲気もあった。安心して遊べるきれいなビーチになった」と喜んだ。