都心の“避暑地”が人気に 朝から30℃超で猛暑日

3連休最終日の7月17日も厳しい暑さとなりました。都内各地で最高気温が35℃を超える猛暑日となり、都心の「避暑地」で多くの人が暑さをしのいでいました。

水上アスレチックが無料で楽しめる江東区の横十間川親水公園では、大勢の子供たちが園内を流れる川で水遊びを楽しんでいました。水をかけあったり水鉄砲で遊んだりと気持ちよさげですが、水が「ぬるいお湯」になってしまうほどの暑さ。

街中ではその暑さを避けるため、多くの人が苦慮していました。7月16日に続き、高気圧に覆われた都内。夏本番を思わせる強い日差しが照りつけ、都心の気温は午前7時の時点で30℃に、7月17日の最高気温は都心で36.2度、練馬で36.9度、八王子で37.3度と各地で猛暑日となりました。また島しょ部では大島や三宅島、八丈島で今年の最高気温を記録しました。

厳しい暑さが続く中、ひと時の涼しさを提供する癒やしのスポットが人気となりました。

文京区にあるホテル椿山荘東京では、敷地内の庭園に1時間に2回、霧を噴射する「雲海」の演出を行っていますが、この夏は噴射するノズルの量を増やして通常の2倍の噴霧量となる「超雲海」が期間限定で初登場。比較すると、その違いは一目瞭然です。雲海が終わった後に温度計を確認すると、3℃ほど周辺の気温が下がっていました。木立を吹き抜ける風とあわせて厳しい暑さを忘れさせてくれます。また庭園の中には、江戸風鈴が約300個設置された小路もあり、ホテルの施設を利用する人なら誰でも無料で日本の伝統的な「涼」を楽しめます。

梅雨明け前にすでに猛暑が続く都内。暑さを乗り切るための工夫が必要です。

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