【大阪プロレス】タイガースマスクがアルティメット・スパイダーJr.に勝利し大阪ライトヘビー級王座V4達成!

大阪プロレスは7月17日、大阪・アゼリア大正ホールにて『大阪夏の陣』を開催した。

『大阪夏の陣』
日時:2023.7.17.(月祝)
会場:大阪・アゼリア大正ホール
観衆:300名(超満員札止め)

①シングルマッチ1/20
○ブラックバファロー[12’02″ラリアット→体固め]後藤哲也●

少年時代に憧れた大阪プロレスマット待望初参戦となった後藤は緊張の面持ち。がむしゃらにバファローに攻め込むが手厳しい攻めに苦戦が続く。
後藤も今までの経験を培った技で反撃に出るが腰のダメージから単発で終わる。最後はバファローの必殺フルコースで粘る後藤を仕留めた。

②6人タッグマッチ1/30
タコヤキーダー&菊池悠斗&●佐野蒼嵐[12’20″メキシカンストレッチ]ツバサ&松房龍哉&ARASHI〇

充実のライトヘビー級勢によるハイスピードバトル。佐野とARASHI、菊池と松房がライバル意識全開で激しくやりあう。
中でも先日の八尾大会で復帰した松房が欠場中のフラストレーションを晴らすべく躍動する。
菊池とタコヤキの場外弾2重奏を皮切りに目まぐるしい展開に館内の興奮は最高潮になり歓声が鳴りやまない中、佐野が初勝利を目指しARASHIに技を叩き込むも最後はARASHIが奥の手を出し逆転勝利。

試合後マイクを持ったARASHIはもっともっと強くなるために9月から再びメキシコへ武者修行に出る事を超満員の観客に宣言した。
するとおもむろにマイクを持った佐野が「自分の初勝利はARASHIから取ると決めている。このままメキシコには行かせない。メキシコに行く前にもう一度俺とシングルをやれ」と宣戦布告。
ARASHIも向き合い激しい睨み合いで応じ次回大会での両者の一騎打ちの機運が高まった。

③株式会社田中熊Presents大阪名物世界一選手権時間無制限
○くいしんぼう仮面《王者》[12’27″ムーンサルトアタック→エビ固め]《挑戦者》大坂丈一郎●
※あとの二人は大阪万博マシーンとえべっさん
※くいしんぼう仮面が大阪名物世界一防衛に成功

負け抜け式4WAYマッチによる世界一戦はスポンサーからの金一封がでるとアナウンスされテンションアガりまくりの4選手。
マシーンが万博七拍子を駆使して他の選手を翻弄する。しかし度重なる丈一郎の裏切りによりマシーンが退場者第一号となるも勢いで2度も負けを喫してしまう。
まんまと騙せた丈一郎が勢いに乗りえべっさんを雪崩式神輿や無いねんからと思わせてえべっさんの背後から忍び寄り不意打ちのバックドロップが鮮やかに決まりえべっさんも退場になる。
最後はくいしんぼうとの一騎打ちから勢いに乗る丈一郎が敦盛を仕掛けるもすんででかわしたくいしんぼうがムーンサルトアタックで丈一郎を仕留め大阪名物世界一の称号を守り切った。

④6人タッグマッチ1/30
●ゼウス&三原一晃&入江茂弘[13’54″クローズラインfromN.Y.→片エビ固め]クワイエット・ストーム○&TORU&ザ・ボディガー

リングを大きく揺らすヘビー級バトル。次期挑戦者ストームと王者ゼウスが互いを意識しあい猛獣の様に激しくぶつかり合う。
チョップ合戦も力比べもがっぷり四つの互角。場外でも所狭しと激しく闘志をぶつけ合う。欧州帰りの入江も絶好調で猛ハッスル。
肉体改造に成功したボディガーも獅子奮迅の活躍でストームを盛り立てる。最後もゼウスとストームが激しくやりあい打ち勝ったストームが剛腕をゼウスに叩き込み力でねじ伏せた。

試合後おもむろにチャンピオンベルトを奪いマイクを握ったストームが次戦での王座奪取を皮切りに大阪プロレスに新時代の革命を起こすと高らかにアピールした。

⑤大阪ライトヘビー級選手権1/無制限
○タイガースマスク《王者》[26’29″コブラクラッチ→レフリーストップ]《挑戦者》アルティメット・スパイダーJr.●
※初代王者4度目の防衛に成功

今年のライトヘビー級トーナメント覇者スパイダーが王者タイガースに挑むライトヘビー級タイトルマッチ。
タイガースの鋭利なエルボーを口火に激しい打撃戦から挑戦者が場外乱闘を仕掛けペースを握る。
タイガースもスパイダーの顔面を何度もエプロンに叩きつけるなどなりふり構わず反撃し形勢逆転。
その後はタイガースが得意の蹴り技で攻め込むもスパイダーはカウント1で返す意地を見せる。
ならばとスパイダーはエプロン上のタイガースにミサイルキックを浴びせる荒業で反撃する。
場外カウントアウト寸前でリングに生還した王者にスパイダーが遮二無二に襲い掛かるも王者の闘志を消すまでは至らず渾身のトルネードプレスを自爆させ大ダメージを負ったスパイダーにコブラクラッチを執念で締め上げ薄氷防衛に成功した。

試合後マイクを持った王者がスパイダーの健闘を称え試合には勝ったが勝負には負けたかもしれない。お前が締めろとマイクをスパイダーに託す。
マイクを持ったスパイダーは涙ながらに応援してくれたお客さんと受け止めてくれた王者への謝辞を伝える魂のマイクで感動的なエンディングとなった

<写真提供:大阪プロレス>

© 株式会社リアルクロス