放課後児童クラブの待機児童661人と過去最少 空き教室の改修や受け入れ枠拡充などで=静岡

静岡県は、県内の放課後児童クラブにおける待機児童数の速報値を公表し、2023年度は661人と、子ども・子育て支援新制度が施行されてから最少となったことが分かりました。

県によりますと、放課後児童クラブにおける待機児童数は5月1日時点で2022年度より142人少ない661人と、子ども・子育て支援新制度が施行された2015年以降、最少となりました。県では市町が行っている学校の空き教室の改修などにかかわる施設整備を支援していて、受け入れ枠の拡充を担っています。

近年は共働きの増加など保護者の就労状況の変化により、こうした施設の利用ニーズが高まっていて、2023年度の利用希望者数は制度施行後、過去最多の3万7033人となっています。

県は定員に空きのある学区と調整を図りながら、受け皿の拡大によって必要となる放課後児童支援員の人材を確保するため資格認定研修などを実施していく方針です。

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