「花粉症対策に油が効く」は本当か?アレルギーのためにあなたが避けるべき油とは?【図解 脂質の話】

「花粉症対策に油が効く」は本当か?

毎年、春先から初夏にかけて、多くの人を苦しめる花粉症。その原因のひとつとして「油」が深く関係していることがわかってきました。

なかでも「リノール酸」を多く含む油は、花粉症やアトピー、喘息といったアレルギー性疾患の症状を悪化させたり、アレルギー反応を加速さ
たりと、まったくいいところがありません。

さらに心筋梗塞をはじめとする心臓病リスクを高める原因になっているとの報告もあり、リノール酸やそれを含むサラダ油を危険視する声もあります。

一方で、アレルギー症状の緩和に効果がある油も見つかっています。それがえごま油やアマニ油などでおなじみの「オメガ3系脂肪酸」です。

すでにマウスを使った実験ではアレルギー性結膜炎の症状改善が報告されるなど、優れた抗炎症作用が確認されています。

それほど遠くない将来、アレルギーの悩みや苦しみを油が解決する日が来るかもしれません。

リノール酸がアレルギー症状を悪化

アラキドン酸とは?

不飽和脂肪酸のひとつで、リノール酸を原料として体内で作られる必須脂肪酸。脳に多く存在し、主に学習能力や認知機能を高める働きをするが、過剰に摂取すると花粉症や食物アレルギーなどの反応を強めたり、心筋梗塞や脳卒中、ときにはガンを誘発したりすることもある。

ブタクサによるアレルギー性結膜炎を発症したマウスに対し、オメガ3系脂肪酸を含む食事を摂取させた実験では、右の通り結膜中のプロスタグランジンD2やロイコトリエンB4の値が減少。アレルギー性結膜炎の症状改善が見られ、その有効性が明らかに。

シリーズ累計250万部を突破した「図解シリーズ」の読みやすさ

図解シリーズは、文章と分かりやすい図で解説という形で構成されているので、本が苦手な人にも理解しやすい内容です。

図解シリーズには、健康・実用だけではなく大人の学びなおしにピッタリな教養のテーマも満載。さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!

気になる中身を少しだけご紹介!油料理を食べると「胃もたれ」するのはなぜ?

胃もたれの原因は油だけじゃない!?

10代、20代の頃はいくら脂っこいものを食べても全然平気だったのに、30代を過ぎたあたりから食後のひどい胃もたれや胸焼けで悩まされるように・・・・・・。これではせっかくの楽しい食事も思い出も台無しですよね。なかには油の摂取量に気を付けているにも関わらず、頻繁に胃もたれを起こしてしまう人もいるようです。この原因は何なのでしょうか?胃もたれや胸焼けの原因はズバリ「消化不良」です。本来、食事で食べすぎたものは胃で溶かされ、小腸に送られて消化、吸収されますが、これがうまく機能せず、食べ物が胃に留まり続けると胃もたれが起きるのです。

では、これを避けるにはどうするか。まずは食べ過ぎ、飲み過ぎに注意することです。どんな食事でも満腹になるまで食べたら、胃腸の処理が追いつかなくなるのは当たり前。とくにビュッフェ形式の食事や酒の席ではついつい胃袋の限界まで食べてしまいがちなので、いつもよりゆっくり食べることを意識して、「だいぶお腹が膨れてきたな」と感じたら、そこで箸を置くようにしましょう。この他、加齢や妊娠、ストレスなども消化機能低下の原因といわれています。食事の際に一緒のタンパク質を摂る、なるべく脂質量を減らすなど、胃腸が働きやすい環境を作ることでも胃もたれの予防、軽減が可能です。

★油と脂は何が違うの? ★油をまったく摂らない食生活を続けるとどうなるのか ★揚げ油の使い回しはからだに毒だった!? ★肉の脂身にはメリットがない?
などなど気になるタイトルが目白押し!

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』
監修:守口徹

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【書誌情報】 『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』 守口 徹

従来は高カロリーの代表として敬遠されてきた油ですが、最近では糖質制限の普及もあり、良質な油の種類や使い方に注目が集まっています。本書ではそんな脂質の働きから、ダイエットへの活用法まで、すぐに使える実用的な情報を幅広く紹介。「油って摂りすぎるとホントに太る?」「1日に必要な量と摂るべき油の種類って?」「摂らない方が良い油とは?」など、自分や家族の健康のために使える一生モノの知識が満載です!

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