ヘルパンギーナ、過去最多患者数を連続更新 全国で警報レベルを上回る

 乳幼児がかかりやすい感染症のひとつで、夏に流行することが多い「ヘルパンギーナ」の患者数が過去最多を更新したことが分かった。

患者数、全国で警報レベルに達する

「ヘルパンギーナ」は4歳くらいまでの乳幼児がかかりやすいとされるウイルス性の感染症。38度以上の発熱や口の中に水ぶくれなどの症状が出る。

 国立感染症研究所はその他の感染症とともに定期的に患者数を報告しているが、今月9日までの1週間で、全国約3000の小児科の医療機関を受診しヘルパンギーナと診断された患者の数は2万2980人だった。3週連続で患者数が増加しており、1医療機関あたりの患者数は7.32人となって、警報レベルとされる「6」を上回った。都道府県別で見ると、宮城県が警報レベルを遥かに超える1医療機関あたり23.2人となっている。

© 合同会社ソシオタンク