田辺の扇ケ浜でテント泊 9月に「シオゴリキャンプ」、マルシェや音楽ステージも

海のそばに広がるシオゴリキャンプ会場の芝生広場(写真は2019年開催時)

 和歌山県田辺市の扇ケ浜海水浴場で9月16~18日、「Shiogori Camp(シオゴリ キャンプ)2023」(実行委員会主催、紀伊民報など後援)がある。海辺でテント泊できるほか、マルシェ、音楽ステージなどが楽しめる。実行委はキャンプサイトの受け付けを始めた。

 「シオゴリキャンプ」は、熊野古道巡礼の際に田辺の浜で心身を清め払った儀式「潮垢離(しおごり)」に光を当て、現代風に再現する試み。海水浴シーズン以外でも扇ケ浜の魅力を最大限に活用しようと開催している。会期中、延べ3千人の来場を見込む。

 扇ケ浜は通常キャンプを禁止しており、テント泊はイベント限定の体験。市内でアウトドアショップを経営する新田浩司さんは「扇ケ浜は夕日がきれい。夜は静かで、波の音を聞いてリラックスできるはず。この機会に非日常を楽しんでもらいたい」と勧める。

 キャンプサイトの1区間2泊3日の料金は海側が6千円、山側が4千円。フリーサイトは1区間1泊2日で2千円。シオゴリキャンプ公式サイトから申し込める。

 サイト利用者には、メインイベントがある9月17日の一部有料イベントが自由に楽しめたり、音楽ライブの有料エリアに入場できたりする「シオゴリパス」も付く。サイト横の駐車場を利用する場合は、別途駐車場券1台2千円。

 問い合わせはシオゴリキャンプ実行委員会(info@nanki-mirai.jp)へ。

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