足立美術館(島根県安来市)の日本庭園には、約800本のアカマツが植えられている。枝葉が茂る真夏に向け、今年も18日に剪定が始まった。通常は開館前に手入れをするが、アカマツは本数が多いため、この時期は開館時間中に作業する。
作業は9月下旬までを予定しており、来館者は庭師らの手さばきと剪定直後のさっぱりとしたアカマツの様子を見られる。
18日は朝から庭師5人が脚立を使って松の木のてっぺんまで登り、手作業で古い葉をつみ落としていった。
同館の庭園は、米国の専門誌が2003年から毎年発表している日本庭園ランキングで、管理の徹底ぶりが高く評価され、20年連続して1位に選ばれている。