作家の故大江健三郎さんらが発起人で、原爆関連の資料収集をしているNPO法人「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」(東京)は18日、2022年8月に米ニューヨークの国連本部で開催された原爆展の展示を、インターネットで見られるサイトを8月中に開設すると発表した。
原爆展の写真など約50点を掲載する。当初は日本語と英語でスタートし、他の言語も検討する。諸費用を賄うため、クラウドファンディングで9月中旬まで寄付を募る。目標額は350万円。
継承する会の伊藤和久事務局長(76)は「『ノーモア・ヒバクシャ』の訴えを世界に広げたい」と意気込んだ。