原発避難路、国に整備要請 昨年大雪で交通障害、新潟

要望書を提出後、取材に応じる新潟県の花角英世知事(中央)と柏崎市の桜井雅浩市長(右)=18日午後、東京都千代田区

 東京電力柏崎刈羽原発が立地する新潟県の花角英世知事らは18日、重大事故発生時に住民避難をスムーズに行うための道路整備を求める要望書を、西村明宏環境相に提出した。県内では昨年12月、避難路となる国道8号が大雪で22キロにわたって約38時間通行止めになるなど大規模な交通障害が発生。地元からは冬季の避難を不安視する声が上がっており、対応を求めた。

 要望書は、立地自治体の柏崎市や刈羽村の住民の車がより多く通行できるよう、国道8号と並行する北陸自動車道への進入路を増やすことが重要だと指摘。スマートインターチェンジの整備やトンネル新設などを求めた。

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