BPO「鶴ツル」人権侵害認めず あいテレビ、セクハラ発言で審理

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は18日、あいテレビ(松山市)の深夜バラエティー「鶴ツル」について「人権侵害は認められず、放送倫理上の問題があるとまでは言えない」との見解を発表した。番組に出演していたフリーアナウンサーの女性が、他の出演者からの度重なるセクハラ発言などで精神的苦痛を受けたとして申し立て、審理入りしていた。

 人権委は、あいテレビ側が21年11月に、女性から悩みを伝えられて以降は、「収録時に女性が不快と伝えた部分は放送しない措置を取っており、対応に問題があったと言えない」と指摘した。

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