日本企業にスパイ法説明へ 中国商務相「誤解ある」

 【北京共同】中国の王文濤商務相は17日、中国に進出する日本企業関係者らと北京で会談し、中国の投資環境整備について意見交換した。今月1日施行された改正反スパイ法を巡り日本側に「誤解がある」として、日本企業を対象に説明会を開催する意向を示した。日中投資促進機構の佐藤康博会長が18日、記者会見で明らかにした。

 佐藤氏によると、約5年ぶりに18日開かれた同機構と中国側の中日投資促進委員会の会合を前に王氏との会談が行われた。王氏は反スパイ法に関し「日本企業が大きな不安を感じていることは理解している」と発言。説明会などを通じて「積極的に誤解を解いていくよう動きたい」と強調した。

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