【近畿日本ツーリスト過大請求事件】静岡支店の社員を逮捕 焼津市と掛川市から計2億2400万円あまりをだまし取ったか

自治体から新型コロナウイルスのワクチン接種業務の委託費をだまし取ったとして、「近畿日本ツーリスト」の元支店長らが逮捕された事件で、大阪府警は静岡支店の社員を逮捕したと発表しました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、静岡県沼津市に住む近畿日本ツーリスト静岡支店のリーダーの男(57)です。

警察によりますと、容疑者の男は、静岡県掛川市と焼津市から委託された、新型コロナワクチンのコールセンター業務などをめぐり、オペレーターの人数を水増しするなどして、掛川市から約1億700万円、焼津市から約1億1700万円をだまし取った疑いです。

掛川市と焼津市は公金をだまし取った詐欺の疑いで、容疑者の男を18日付けで大阪府警に刑事告訴していました。

近畿日本ツーリストの不正請求を巡っては、6月に大阪市のMICE支店の元支店長ら3人が逮捕・起訴されています。

大阪府警は静岡県警などと合同で、組織ぐるみの犯行かどうか実態解明を進めています。

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