11歳の少女が校庭で酸性の液体をかけられ重傷、犯人は12歳の少女

米ミシガン州デトロイトの小学校で、11歳のディアイラ・サマーズさんが体に酸性の液体をかけられ重傷を負った。WDIVが伝えている。

今月9日、ディアイラさんと親類の子どもたちが小学校の校庭で遊んでいたときのことだった。ディアイラさんの祖母デブラ・ゴルストンさんが立ち上げたGoFundMeのプロジェクト説明によると、年上の見知らぬ10代の女の子とディアイラさんのいとこが口論になったという。ディアイラさんは急いで校庭を出たが、帰宅途中に財布を落としてしまったことに気づいて校庭に戻ったところ、口論相手の少女に液体をかけられてしまった。酸性の液体が入ったそのビンは、母親が報復のために子どもに渡したものだったそうだ。

「その2秒後、体が燃えるように痛くなって、私のシャツやショーツを貫通しました。私は泣き叫びながら家に帰りました」とディアイラさんはWSAZ3に語る。

ディアイラさんは全身にひどい火傷を負い、小児病院の火傷病棟に4日間入院して手当を受けた。

「彼女は幸運にも命拾いしましたが、全ての傷を完全に癒すためには、継続的なケアが必要です」とゴルストンさんは寄付を募る理由として綴っている。

母親のドミニク・サマーズさんも「子どもがなぜ校庭に酸性の液体を持ち込もうと思うのでしょう。彼女は自分が何をしたのか理解していない。大人がやらせたんです。子どもに対する行いの中でも最も邪悪なことだと思います。この事件を娘は一生忘れることができないでしょう」とWXYZの取材に応えて語った。

ディアイラさんに酸性の液体を浴びせた12歳の少女は逮捕され、暴行と傷害の重罪で起訴された。保釈金1万ドル(約138万円)で保釈され、米国時間18日に出廷する予定だという。

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