色、質感、ファッション。1950年代の懐かしさを感じさせる『アステロイド・シティ』キャラクターポスター解禁

『アステロイド・シティ』©2023 FOCUS FEATURES, LLC.

9月1日(金)より日本公開されるウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作『アステロイド・シティ』。このたび、1950年代アメリカのレトロ感あふれる、ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスらのキャラクターポスターが解禁となった。

ウェス・アンダーソン監督最新作

アメリカでの予告編公開直後に国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks」でトレンド1位を獲得し、すでに日本でも注目が集まっている本作。監督を務めるのは、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)でアカデミー賞4部門を受賞、『犬ヶ島』(18)ではベルリン国際映画祭銀熊賞受賞、その独特な世界観で観客を魅了しつづける天才監督ウェス・アンダーソンだ。原案は、ウェス監督と盟友ロマン・コッポラの共作。脚本はウェス監督が単独で務め、彼特有の世界観に満ちたファン必見の一作となっている。

キャストには、ウェス監督作品ではおなじみの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、スティーヴ・カレル、ウィレム・デフォー、ブライアン・クランストン、ルパート・フレンド、マヤ・ホークなど豪華キャストたちが共演する。

ヴィンテージ風のざらっとした質感とフィルムで撮ったようなくすんだ色合いがレトロ感をいっそう引き立て、本作の舞台である1950年代の懐かしさを感じさせるキャラクターポスター。

ジェイソン・シュワルツマン演じるオーギー・スティーンベックは寡黙な戦場カメラマン。彼の“相棒”である首にかかったフィルムカメラによって、物語が大きく動くことになる。そして、片手に携えるのはマッカーサーやアインシュタインなど、この時代の偉人たちも愛用していたパイプ煙草。ちょっとした小物にも、1950年代アメリカの空気を感じることができる。

スカーレット・ヨハンソンが演じるのは、ミッジ・キャンベルという女優。真っ白なトップスにタイトなグリーンのスカートを合わせたさわやかなカラーと、ウエストをベルトでキュッと絞ったスタイルが1950年代らしい。トップスの形は1950年代アメリカの大女優のひとり、マリリン・モンローのホルターネックドレスを想起させる。

トム・ハンクスはオーギーの義父で、退役軍人のスタンリーを演じる。今も戦場に向かうオーギーがアースカラー1色でまとめているのに対し、黄色のシャツに淡いブルーのボトムスを身につけたスタンリーからは、退役後ののどかな生活がうかがえる一方で、腰には銃が。この時代の多くの男性たちと同様に、戦場で身につけた習慣が続いていることが示唆されている。

ちょっとした小物にも、こだわりがふんだんに詰まった『アステロイド・シティ』では、ウェス・アンダーソン監督ならではの精巧な世界観を楽しむことができる。

『アステロイド・シティ』は9月1日(金)より全国公開

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