棋聖戦、藤井が4連覇 将棋、初の全八冠に前進

藤井聡太棋聖

 将棋の第94期棋聖戦5番勝負第4局は18日、新潟市で指され、後手の藤井聡太棋聖(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将との七冠=が84手で挑戦者の佐々木大地七段(28)を破り、対戦成績3勝1敗で防衛、棋聖戦4連覇を果たした。今後、藤井棋聖は7日に開幕した王位も防衛し、残る王座(秋に5番勝負)を奪取すれば初の全八冠制覇を達成する。

 終局後、藤井棋聖は「防衛できたことはうれしく思っている。(八冠に向けては)王位戦も続いているし、王座戦は来月、挑戦者決定戦もあるのでしっかりコンディションを整えて、良い将棋を指せるよう頑張りたい」と話した。

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