静岡県磐田市の子育て支援施設に7月18日から人工知能=AIシステムが導入されました。AIが自分にぴったりの絵本を選び、子どもたちの読書体験の手助けをしてくれます。
【写真を見る】「普段選ばない本を選ぶきっかけに」AIが3,000冊からあなたにぴったりの本教えます!子育て支援施設に導入=静岡・磐田市
<ロボット>
「ぼくはSOTA.。あなたにぴったりの絵本を教えるよ」
18日、磐田市の子育て支援施設お披露目された機械は、3歳くらいから小学校低学年くらいまでが対象のAI絵本推薦システム「ぴたりえタッチ」です。
<ロボット>
「あなたの好きな色は何かな?」
ロボットの質問に答えていくと、AIがこの施設で所蔵している約3,000冊の絵本・児童書の中から、自分にぴったりの本を4冊推薦してくれるのです。
<親子>
「こっち!」
「普段選ばない本を選ぶきっかけになると思うので、時々使ってみたいなと思います」
記者も体験してみました。
<野田栞里記者>
「好きな色は…水色。全部犬が表紙にいますね。これにします」
また、同じ物語でも挿絵の好みを選ぶことができます。
<野田栞里記者>
「4冊全部知らない絵本です。3,000冊の中のから選ばれた4冊ということで、いまから探して読むのがとっても楽しみです」
このAIシステムの設置は、NTTコミュニケーション科学基礎研究所とNTT印刷、そして、磐田市の連携協定に基づくもので、全国で3例目の導入です。館長はAIの導入で、子どもの読書離れの傾向を食い止めたいと話しています。
<ひと・ほんの庭にこっと 兼子順子館長>
「図書の貸し出しも減少していて、子どものころから本に親しむのが重要だと思っています。子どもたちが楽しみながら本を選んでいただければいいと思っています」
AIの活用でまだ知らない絵本との出会いを楽しんでみてはどうでしょうか。