セリアの「セルフクラフトカトラリー」知ってる?100均でウッドクラフトに挑戦!

100均のセリア(Seria)から販売されている『セルフクラフトカトラリー』が話題になっています。スプーンやフォークなど種類も豊富で、DIY心をくすぐられる商品です。筆者も実際に削って、オリジナルカトラリー作りに挑戦してみました!

セリアの『セルフクラフトカトラリー』は種類が豊富!

筆者撮影

100均・セリアでは多くのキャンプ関連商品が展開されていて、筆者も毎度お世話になっています。

先日ふらっと立ち寄ったセリアでたまたま見つけた商品が、今回ご紹介する『セルフクラフトカトラリー』

立ち寄ったセリアに取り扱いのあったのは写真の8種類。興味津々で、すべて購入してしまいました!

筆者撮影

左から、

  • スープスプーン
  • スプーン
  • サーバースプーン
  • サーバー先割れスプーン
筆者撮影
  • ターナー
  • スパチュラ
  • フォーク
  • ステーキフォーク

8種類購入してきました。

意気込んで購入したはいいものの、すべて完成するのは一体いつになるんだ……と若干の不安は感じていますが、いざ、セリアのウッドクラフトカトラリー作りに挑戦です!

セリアのカトラリー作りに用意するもの

いよいよウッドクラフトカトラリー作りを始めていきます。

まずは、作業に必要なものを準備しましょう!

筆者撮影

【カトラリー製作に必要なもの】

  • Seriaの『セルフクラフトカトラリー』
  • ナイフや小刀、彫刻刀など
  • 軍手や革手袋などの作業用手袋
  • クラフト用やすり
  • サンドペーパー(荒目と細目)
  • 新聞紙

【削った後に必要なもの】※写真は後出

  • 食用油または蜜蝋

新聞紙以外は100均で揃えることができますが、ナイフなどは切れ味の良いものを準備してください。

筆者はキャンプではおなじみのモーラナイフを使用します。刃物の取り扱いは危険を伴うので、必ず軍手など手袋を使用してくださいね。

『セルフクラフトカトラリー』の作り方

筆者撮影

細かい作り方は製品裏側に書かれているので、必ずチェックしてから作業開始してくださいね。

ここから、フォークとスプーンを並行して作っていくので、写真によって写るアイテムが変わります。

①ナイフで木材を削る

小刀やカッターナイフ、彫刻刀などを使い、下絵に沿って木材を削ってください。

※必ず乾いた軍手や革手袋を着用してください。
※刃物の取り扱いには十分ご注意ください。

筆者撮影

『セルフクラフトカトラリー』には下絵が入っています。

この線を目安にどんどん削っていきます。

筆者撮影

木目に沿って割れてしまうこともあるため、木目の入り方に気を付けながら、どんどん削っていきます。比較的柔らかい木材が使われているので、女性でも問題なく削ることができます

持ち手の部分は削る面積が広いので、前もってのこぎりでカットしておくのも手かもしれません。一からすべて削るのは、結構大変でした。

筆者撮影

ある程度カットしておくことで作業時間が短縮されます。

筆者撮影

時間はかかりますが、丁寧に作業すればナイフである程度の形まで削り出すことができます。

面倒くさがらず、丁寧に進めましょう。

筆者撮影

出来上がりの下絵に沿って削りました。ここから、さらにナイフで角を削って丸みを出しました。

②やすりで削って磨く

初めに荒目のサンドペーパーで全体を磨き、全体が磨けたら、次に細目のサンドペーパーで表面がなめらかになるまで磨いてください。

本製品にサンドペーパーは付属しておりませんので、ご自身で用意してくださいね!

筆者撮影

製品に書かれた説明では、「サンドペーパーで磨く」のみですが、筆者はクラフト用やすりでゴリゴリ削りました。

持ち手部分など、どんどん削って自分の理想の形に近づけていきます。

クラフト用やすりである程度磨いたら、次はサンドペーパーで磨いていきます。

初めは目の粗い#60の荒目で磨き、仕上げに#400の細目で磨きました。

筆者撮影

荒目のサンドペーパーはガンガン削れるのでさらに形状をなめらかに整えることができ、細目のサンドペーパーは表面をなめらかに磨き上げるので手触りが良くなります。

筆者撮影

上の写真は、ナイフで削っただけの状態です。削り痕がしっかり残っていますね。

筆者撮影

こちらは、細目のサンドペーパーで仕上げ磨きをしたものです。表面がなめらかになりましたね。

ここまで磨けられれば、磨きの作業は完了です。

③食用油か蜜蝋を塗る

サンドペーパーの削りカスなどをきれいにしてから、布に少量の食用油または蜜蝋をつけ、カトラリーに塗り込んでください。

全体を塗り込んだら、表面に残った余分な油などを乾いた布でしっかりと拭き取ります。

筆者撮影

筆者はオリーブオイルを準備しました。

筆者撮影

ウエスにオリーブオイルをつけて、カトラリーに塗り込みます。

フォークの先割れ部分にも、布を入れ込んでオイルを塗りました。

筆者撮影

次に、乾いた布で余分な油をふき取りつつ、軽く磨きました。

筆者撮影

左のフォークがオイルを塗ったもの。右のスプーンは未塗布のものです。

塗る前のものは白っぽい色ですが、オイルを塗ったものはツヤが出ていますね。

④乾燥させる

約1日ほど乾燥させて完成です!

※季節によっては乾燥するまで時間がかかる場合があります。
※③~④の工程を繰り返すとツヤが増します。

完成したカトラリーは使用していくうちに表面のツヤがなくなっていきますので、その際は③~④の工程を行い、メンテナンスをしてください。

筆者撮影

完成しました!

どうでしょうか。初めての作品にしては上手くできたんじゃないでしょうか。

【感想】時間を忘れるほど熱中してしまうではないか……!

筆者撮影

削る作業で、1本につき2~3時間くらいかかりました。

ただ、作業を始めるとついつい熱中してしまい、時間がたつのを忘れてしまうほど……。そしてなにより、楽しい!

今回はオーソドックスな作り方で作りましたが、持ち手の形にこだわったり、彫刻を施してみたり、よりオリジナリティを出すこともできると思います

初めは子供と一緒に工作として楽しめるかなと思っていた『セルフクラフトカトラリー』ですが、刃物も扱うし、柔らかめの木材とは言ってもそれなりに力は必要なので、さすがに子供には難しそうでした。

半面、大人がすっかりハマってしまい、夫も巻き込んでオリジナルウッドクラフトカトラリー作りに没頭。

筆者撮影

左は筆者が、右は筆者の夫が削り出したものです。筆者よりちょっぴり不器用な夫なので、ちょっとガタガタな箇所がありますね。

筆者撮影

こちらがやすりで磨いて、オイルを塗って完成させたものです。出来上がりは、そんなに大差ないですよね。やすりの作業で丁寧に磨けば、きれいに出来上がってくれます。

フォークとサーバースプーンを完成させた筆者は楽しくなってしまい、時間の合間を見つけてはゴリゴリ……。夫も一緒にゴリゴリ……。

なんと購入してきた8種類、すべて完成させてしまいました!

購入した8種類すべての完成品をお見せします!

筆者撮影

購入してきた8種類すべての完成品はこちら!

どうでしょうか?頑張りましたよー!

時間はかかりましたが、でもすごく楽しかったです

オリジナルのウッドクラフトカトラリーなので、時間をかけて作っていくうちに愛着も沸くし、手軽に購入できるから誰でもチャレンジしやすい点でもおすすめですよ。

オリジナルクラフトカトラリーは他にも。

木製のカトラリーも雰囲気があって素敵ですが、ハンマーでたたいて作る、ステンレス製のカトラリー『cutap(カタップ)』もおすすめ!

愛知県岡崎市の老舗金属加工メーカーが手掛ける「PLUS MANIA」から販売されています。

型抜きされたステンレス製のカトラリーをハンマーで叩いて、自分好みの形にしていくというもの。

20分で作り終える人もいれば、2〜3時間叩き続ける人もいるという、奥深い商品です。叩いた後にコンロなどで焼き色を付けたりできるので、さらに個性が出せて面白いですね。

大人のサポートがあれば子供でもチャレンジできるようなので、家族みんなでオリジナルカトラリー作りに挑戦するのも楽しいですね♪

オリジナルカトラリーは愛着がハンパない!自分だけのカトラリーを作ろう

筆者撮影

既製品のカトラリーも素敵なものがたくさんありますが、多少不格好でも時間をかけて作ったオリジナルのものには愛着が湧きます。

今回筆者が作ったセリアのウッドクラフトカトラリーも、いったん完成としましたが、もう少し削ったり磨いたりして、さらに個性を出したものにしたいなと考えています。

キャンプで焚き火の火を眺めながら、少しずつ削り進めたりするのも良いですよね〜

皆さんも、自分だけのオリジナルカトラリー作り、楽しんでみてはいかがでしょうか?

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