ウーバータクシー金沢で始動 北陸初、訪日客需要見込む

ウーバータクシーの運行を紹介する工合田社長(右)と竹井営業本部長=金沢市内

 金沢市内で18日、米国大手のタクシー配車サービス「ウーバー」の提供が始まった。市内の事業者9社約180台が加盟し、訪日客需要を取り込む。日本法人のウーバージャパン(東京)と、タクシーを運行する金沢第一交通(金沢市)は同日、金沢商工会議所で発表会を開き、スマートフォンアプリを使ったサービスを周知した。

 サービスの提供は19都市目で、北陸では初めて。

 配車アプリ「ウーバー」は、スマホの地図上で乗車場所と行き先を指定すると、付近のタクシー運転手に連絡が入る仕組み。ウーバータクシーは世界約70カ国で利用されている。

 発表会では、ウーバージャパンモビリティ事業部の竹井規道営業本部長が「金沢は外国人にとっても人気の高いまちだ。観光、ビジネスいずれの需要にも貢献したい」とあいさつし、金沢第一交通の工合田(ぐあいだ)修身社長は「国内外の誰もが手軽にタクシーを呼べる環境をつくっていく」と述べた。

 石川県内では大和タクシー(金沢市)など6社が日本交通グループの配車アプリ「GO」を使ったサービスを提供している。

© 株式会社北國新聞社