石綿切断に｢電気工具使用｣を選択肢

Published
2023/07/19 07:00 (JST)
Updated
2023/07/19 11:59 (JST)

厚生労働省はこのほど、建築物解体・改修等における石綿ばく露防止対策等検討会がまとめた報告書を公表した。

現行の石綿の切断作業の粉じん発散防止措置は「湿潤化」に限定して義務づけているが、新たに「除じん性能を有する電気工具の使用」を措置の選択肢に追加すべきと提案。ただし、「石綿の切断は手作業で取り外すといった方法が困難な場合に限る」という従来の考え方を変更すべきでないとして、石綿障害予防規則の改正の際に事業者など関係者に周知するよう求めた。

© 株式会社労働実務

アスベスト 厚生労働省 粉じん発散防止措置 石綿障害予防規則 労働安全衛生法

労基旬報

「労働」について時代のニーズをとらえた情報を提供。人事・労務の身近な問題に加えて、労働法制や労働行政、全国の仕事を訪ねるライター、労務や賃金、心理学等の専門家の執筆により、実務に役立つ紙面を心がけています。先進企業事例、コラム、第一線で働く人を取材するとともに、法改正に対応した就業規則例を掲載。読めて、役立つ労務の専門紙です。