富山県教委に「ますずし学習帳」贈呈 海と日本プロジェクト、県内小学5年生に配布へ

荻布教育長(右)に学習帳を手渡す中田さん=県庁

 海の大切さや現状を伝える「海と日本プロジェクト」の富山実行委員会は18日、郷土名物ますずしを起点に海の現状を学べる「富山ますずし学習帳」を富山県教育委員会に贈った。夏休みまでに県内の小学5年生7932人に配られる。

 実行委の中田彩推進リーダー(富山テレビ放送アナウンサー)が荻布佳子教育長に学習帳を手渡した。教育長は「新たな学びが広がることを期待したい」と話した。

 学習帳は2017年から毎年、昆布や富山湾の魚などテーマを変えて作成している。今回はますずしの材料として知られるサクラマスの生態や、海の環境問題などをイラストや写真付きで取り上げた。

県内の小学5年生に贈られる富山ますずし学習帳

© 株式会社北日本新聞社