バイエルンは7月18日、ナポリから韓国代表DFキム・ミンジェを完全移籍で獲得したことをクラブ公式サイトなどで正式に発表した。契約期間は2028年6月30日までの5年間で、背番号は3に決定している。
移籍金の額は両クラブからは発表されていないが、ドイツ『スカイ』電子版によると、移籍金は5000万ユーロ(約77億9270万円)だという。
バイエルンのヤン・クリスティアン・ドレーセンCEOはキム・ミンジェの獲得決定を受け、次のようにコメントしている。
「キム・ミンジェは昨シーズン、ナポリでセリエAのタイトルを獲得し、セリエAで最高のDFに選ばれるなど、大きく成長した。彼はフィジカル面における存在感だけでなく、メンタリティやスピードでも強烈な印象を残している。我々は彼がプレシーズンにフルで参加できることに喜びを感じている。彼のプレースタイルで我々のファンを喜ばせてくれることを確信している」
一方、キム・ミンジェ本人は移籍決定の喜びを次のように語っている。
「バイエルンは全フットボーラーが夢見るクラブだ。これからミュンヘンで起こることについて、本当に楽しみにしている。僕にとっては新しいスタートだ。僕はここでさらに成長し続けたい。クラブとの交渉の中で、バイエルンが僕に対してどれだけ興味を持ってくれているのかは最初から明らかだった。僕の最初の目標は、たくさんの試合に出場することだ。そして、可能な限りたくさんのトロフィーを獲得したい」
キム・ミンジェは2022-23シーズン終了当初から移籍の噂がささやかれるようになり、当初はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が有力視されていた。しかしバイエルンが獲得に名乗りを上げてからは一気にバイエルン移籍の方向へ。
6月から7月にかけては韓国国内で3週間の基礎軍事訓練を受け、それが終了したタイミングでバイエルンへの移籍交渉が本格化していた。