任期満了に伴う岡山県知事選挙に、新人で元共産党県議の森脇久紀氏が、無所属で立候補する意向を表明

任期満了に伴う県知事選(10月8日告示、25日投開票)に、新人で元共産党県議の森脇久紀氏(57)=岡山県岡山市=が3日、無所属で立候補する意向を表明した。同知事選への出馬表明は1人目だが、現職の伊原木隆太氏(54)も3戦を目指しての立候補が確実視されている。
森脇氏は同党県委員会や労組などでつくる「民主県政をつくるみんなの会」が支援母体で、同党が近く推薦を決める。福祉や医療、県民の命と暮らしを最優先にした県政への転換を強調し、政策では∇PCR検査の拡充や経営難の事業者に対する支援といった新型コロナウイルス対策∇障害者の医療費の原則無料化∇学校現場の正規職員の増員―などを掲げる。
森脇氏は奈良県五條市出身、岡山大大学院修了。共産党岡山地区委員会副委員長などを歴任し現在、党岡山県委員会副委員長。2003年の同県議選で初当選し、連続4期務めたが、昨年4月の改選で落選。国政選挙は1996年の衆院選岡山1区など計3回出馬している。

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