第105回全国高校野球長崎大会 19日、20日準々決勝 ハイレベルな熱戦期待

準々決勝に臨む(右上から反時計回りに)大崎、清峰、長崎商、長崎日大、長崎北、創成館、九州文化学園、海星。4試合ともハイレベルな戦いが期待される

 第105回全国高校野球選手権記念長崎大会は19、20日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで準々決勝が行われる。8強入りしたのは大崎、長崎日大、海星、創成館、九州文化学園、長崎商、清峰のシード7校と、2回戦で第4シード鎮西学院を倒した長崎北。3回戦まで好勝負が相次いだ。甲子園まであと3勝。一層ハイレベルな熱戦が期待される。
 19日の第1試合は大崎-清峰。大崎は3回戦で長崎総合科学大付に9-0の七回コールドで快勝するなど総合力が高い。清峰はタイプの違う石田と南の左右二枚看板の投手を中心に手堅い野球で難敵瓊浦を撃破。バックの安定感や打線のつながりが勝負のカギになる。
 第2試合は長崎商-長崎日大。長崎商は左腕、長崎日大は右腕の好投手を複数擁しており、その起用法が一つのポイントか。長崎商は2試合連続無失点で守り勝っている集中を継続し、3回戦で壱岐に先行を許した長崎日大は序盤の入りに注意してリズムに乗りたい。
 20日の第1試合は海星-九州文化学園。3回戦で海星は長崎工、九州文化学園は大村工を相手にそれぞれ延長十一回タイブレークの激戦を制してきた。両チームとも投手陣は継投も視野に大崩れする心配が少ない。やや湿りがちだった打線の奮起が焦点になりそうだ。
 第2試合は創成館-長崎北。創成館は厚い投手層で2試合連続無失点の好リレーを見せた。野手を含めて守備力はトップクラス。打線の調子を上げていけるか。長崎北は木下が絶対的エース。2試合連続で完投している左腕をチーム全員で粘り強く支えたい。
 両日ともに第1試合は午前10時、第2試合は午後1時5分開始予定。


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