プーチン氏拘束なら「宣戦布告」 南ア大統領、ICCに免除要請

南アフリカのラマポーザ大統領(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 【ナイロビ共同】ロイター通信は18日、南アフリカのラマポーザ大統領が国際刑事裁判所(ICC)に対し、ウクライナ侵攻に関しICCの逮捕状が出ているロシアのプーチン大統領を南アが拘束すれば「ロシアは宣戦布告と見なす」と主張していたと報じた。8月に南アで開催される新興5カ国(BRICS)首脳会議などでプーチン氏が入国した場合の拘束義務の免除を求めたという。

 18日に公開されたラマポーザ氏の国内裁判所への証言内容を基に報じた。野党は、プーチン氏入国の際は政府に拘束を命じるよう裁判所に請求している。

 要請に対するICC側の反応は不明。

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