災害時の素早い復旧に向け 栃木県の元職員をアドバイザーに認定

 災害が起きた時に素早い復旧に向けて、支援や助言を行うアドバイザーの認定式が18日、栃木県庁で行われました。

 災害時に市や町に対して支援や助言を行う、県災害復旧技術アドバイザーの認定書の授与式が18日、県庁昭和館で行われました。今回は栃木県の職員のOB・中村資さんが認定され、県土整備部の坂井康一部長から認定証が手渡されました。

 この制度は、災害復旧作業に携わる経験者が不足している市や町を支援するためのもので、県内でも甚大な被害があった2015年の関東・東北豪雨を受けて、2017年3月から始まりました。

 アドバイザーに認定されるのは、県の県土整備部を退職した災害復旧の経験や知識が豊富な人で、今回認定された中村さんを合わせて41人になります。

 認定された人たちは、災害時に市や町からの要請を受けて派遣され、被災した地域の復旧に向けて技術的な助言を行います。

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