国内最大級のよさこいイベントで、千葉県内勢として初めて大賞を獲得し日本一に輝いた船橋市拠点のチーム「REDA舞神楽」のメンバー19人が同市役所を訪問し、松戸徹市長に快挙を報告した。総代表の吉村朗さん(57)は「8年前に準大賞になってから念願の大賞。コロナ禍で体を動かせなかった悔しさをぶつけた」と手応えを語った。
チームは6月に札幌市で開かれた国内最大級のよさこいイベント「YOSAKOI ソーラン祭り」に参加。道路上で行進しながら踊る「パレード」と、舞台上で披露する「ステージ」で評価を競う。同チームは「コロナ禍で沈んだ心を熱くする」をテーマにオリジナル演目「magma(マグマ)」を披露し、約240チームの頂点に輝いた。
2000年に10人から始まったチームは、今や140人。市内小中学校の体育館などで練習し、今回のイベントには16歳~82歳が出場した。創設メンバーで最年長の松本善子さん(82)は「振りを覚えるのに時間がかかるが若い人に支えられている。整骨院でケアをしてまだ踊り続けたい」と笑顔を見せた。
松戸市長は「幅広い年齢の人が参加して優勝したことは市として大きな喜び」とたたえ「4年ぶりに開く市民祭りで躍動感ある演舞を見せて」と呼びかけた。