東北 局地的に非常に激しい雨のおそれ 土砂災害に厳重警戒を

 きょう(水)午後は、西日本から東北にかけて雨や雷雨となる見込み。夕方以降は、東北に発達した発達した雨雲がかかり、南部を中心に局地的に非常に激しい雨の降るおそれがある。東北は引き続き、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。あす20日(木)も、東北や東日本は大気の不安定な状態が続くため、午後は急な雨の強まりや落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。

局地的に非常に激しい雨

 きょう(水)午後は西日本や東日本、東北に発達した雨雲がかかる見込み。特に夕方以降は、東北南部を中心に局地的に1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがある。東北は引き続き、土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。暗い時間帯と雨の強まりが重なり、周囲の状況が把握しづらい点にも注意が必要となる。

 東北の強い雨域は、あす(木)明け方までに東へ離れる見通し。前線が南へ下がり日中は晴れ間の広がる地域が多いが、上空の寒気の影響で東日本や東北は大気の状態が非常に不安定となりそうだ。午後は東北や関東の内陸で雷雲が急発達して、激しい雷雨となるおそれがある。天気の急変、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要だ。

週末 通常の暑さ

 21日(金)は日本海側で晴れるが、太平洋側は雲が広がりやすい見込み。東日本の内陸は局地的に、にわか雨や雷雨がありそうだ。東・西日本は平年並みの気温で、ここ数日よりしのぎやすい暑さの所が多いと予想される。週末は北日本を中心に晴れる所があるものの、湿った空気の影響を受ける西日本は雲が多い見通し。九州や四国で、次第に雨の範囲が広がりそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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