マンチェスター・シティFWグリリッシュ、余命数か月と宣告された白血病の20歳大学生に90万円寄付 母や友人は感激

プレシーズンツアーのために近く来日するマンチェスター・シティ。10番を背負うイングランド代表FWジャック・グリリッシュも注目選手のひとりだ。

BBCによれば、そのグリリッシュは白血病と戦う20歳の男性に5000ポンド(90万円)を寄付したという。

英スタッフォードシャーで暮らすディランさんは白血病の再発で余命数か月と宣告された。家族と友人たちは彼がアメリカで可能性のある治療を受けるために100万ポンド(1.8億円)を集めようとしている。

ディランさんの母は「余命数週間から数か月と宣告された息子を前向きにするのは大変なこと。これは彼にとってものすごく大きなものです」とグリリッシュからの支援は大きいと話している。また、友達も感極まっていたそう。

ディランさんが白血病と診断されたのは大学1年だった19歳の時。再発を知らされた際にはさらなる幹細胞移植が必要だと告げられた。

家族はその前にCAR-T治療が必要だと考えているが、英国では年齢的に適応外。ただ、アメリカでは治験が可能なので、そのための資金を集めているという。

資金集めに協力している友人によれば、仲間内にはサッカーファンが多いため、グリリッシュからの寄付には全員が感激したそう。現時点で、寄付額は15万ポンド(2716万円)に近づいているとのこと。

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グリリッシュは幼い頃に弟を亡くしており、妹さんは脳性まひを患っている。そういうこともあり、障がいをもつファンにも優しく対応してきたほか、脳性麻痺の少年のために試合でポーズをしたこともある。

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