サービス部門のさらなる開放・世界湾岸地区サービス産業協力ラウンドテーブルが広州で開催

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【広州(中国)2023年5月26日新華社=共同通信JBN】「Open Guangzhou, Shared Opportunities(広州を開放し、機会を共有する)」・Further Opening up of the Service Sector(サービス部門のさらなる開放)・Global Bay Areas Service Industry Cooperation Roundtable(世界湾岸地区サービス産業協力のラウンドテーブル)が5月25日、広州で開催されました。このイベントには世界の4大湾岸地区の主要企業と組織の代表者が集まり、サービス部門における協力の機会について話し合いが行われました。

イベントでは、サービス産業開放における総合パイロット(試験)サイトである広州のプロモーションフィルム「Open Guangzhou, Shared Opportunities」と、サービス貿易のイノベーションと発展を深める広州の10企業のパイロット事例が正式にリリースされました。

2022年12月20日、広州はサービス部門をさらに開放するための国家総合パイロットプロジェクトの実施が承認されました。広州は総合パイロットプロジェクトの展開という大きなチャンスを捉え、質の高い開発と新たな開発パターンの構築で能力をフルに発揮しています。

広州市商務局( Guangzhou Municipal Commerce Bureau )のChen Yanchuan副局長は、広州のサービス部門のさらなる開放に関する総合的なパイロット政策を紹介しました。同副局長は、広州市は製造業を重視し、先端製造業と現代的サービス業の一体的な発展を全面的に推進していると述べました。広州には、インテリジェントコネクテッド・新エネルギー車両、ハイエンド機器製造、現代的な都市消費者産業など、生産額が1000億元を超える6つの先端製造業クラスターが形成されています。

ラウンドテーブルでは、世界4大湾岸地区からの来賓が「世界のサービス部門の協力と発展の機会」「広東・香港・マカオ大湾区におけるサービス部門の開放と協力の機会」、そして「現代的サービス産業と先端製造業の深い統合の実践的探求」といったトピックについて議論しました。

中国南部米商工会議所のHarley Seyedin会頭は、サービス部門のさらなる開放を目指す総合的パイロットプロジェクトは、質の高い発展と開放を追求する中国の決意を示しており、広州の強固な産業基盤と、リソースや産業の優位性をサービス部門と組み合わせる同市の能力も実証していると考えています。

Hitachi Elevator(China)Co., Ltd.の藤野篤哉副総裁は、先端製造業と現代サービス業を統合することは、技術革命の新たな展開に遅れをとらず、質の高い発展を実現する上で重要な方法であるだけでなく、さらには企業の変革とアップグレードを促進するアクセラレーターでもあると述べました。

WTO(世界貿易機関)の元事務局長であるパスカル・ラミー(Pascal Lamy)氏はビデオの中で、サービス貿易は世界貿易において最もダイナミックな要素であると述べました。その要因のひとつは、市場開放の程度を測定するOECD(経済協力開発機構)のサービス貿易制限指数に示されるように、市場開放に向けた継続的なトレンドがあること、あるいは国内サービス規制に関する最近のWTO協定に対応する流れもあることです。どちらにおいても、中国が市場開放や外国直接投資を管理する規制の結果として、非常に大きな改善を記録したことを物語っています。

世界のビジネス界は広東・香港・マカオ大湾区に注目しています。開放の都市・広州は、世界とのつながりがより密接です。

広州市のTan Ping副市長はスピーチで次のように述べました:広州はチャンスをつかみ、優位性を発揮し、新たな旅路で模範を示すことで、開発の困難を解消し、協力の力を結集し、イノベーションの勢いを集め、開放による成果を分かち合うことができます。広州は、質の高い発展の面で、これからもリーダーとしての役割を果たすでしょう。

ソース:Guangzhou Municipal Commerce Bureau