ムロツヨシ×平手友梨奈が“育成型”リーガルエンターテインメントでタッグ! 元芸能マネジャーと新人弁護士のコンビに

フジテレビ系では、10月から約54年ぶりに金曜午後9時の連続ドラマ枠が復活。主演・ムロツヨシ、共演・平手友梨奈による連続ドラマ「うちの弁護士は手がかかる(仮)」(金曜午後9:00、開始日未定)を放送することが決定した。ムロが同系のゴールデン・プライム帯連ドラで主演を務めるのは初めて。ならびに、平手はフジテレビドラマに初出演で、ムロとは初共演となる。

「うちの弁護士は手がかかる」は、スター女優を育てた芸能事務所の元敏腕マネジャー・蔵前勉(ムロ)が、超エリートなのにどこか不器用でポンコツな新人弁護士・天野杏(平手)に振り回されながら、パラリーガルとして奮闘する“育成型”リーガルエンターテインメント。メガホンをとるのは、「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)などを手掛けた瑠東東一郎氏。日本のエンタメ界で唯一無二の存在感を放ち続けるムロと平手、コメディー作品に定評のある瑠東氏が初タッグを組み、これまでの法律ドラマとは一線を画す作品に期待が高まる。

主人公の蔵前は、人気女優・笠原梨乃を30年間サポートしてきた超敏腕マネジャー。スケジュール管理、気の利いた営業、的確な仕事の精査はもちろん、プライベートでのトラブル処理まで完璧なマネジメント力で、梨乃をトップ女優へと押し上げてきた。しかし、2人の夢だった海外進出を目前に、蔵前は突然解雇されてしまう。「あなたの仕事は誰がやっても変わらない」と切り捨てられた蔵前。結婚もせず家族や友達と疎遠になっても、人生のすべてを梨乃にささげてきた蔵前は絶望し、生きる意味すら見失ってしまう。そんな折、ひょんなことから、パラリーガルとして新人弁護士・杏のマネジメントを任されることに。最年少で司法試験に合格した超エリートの杏だが、人とのコミュニケーションが苦手な上にやる気が空回りしてしまい、弁護士として全く成果を出せずにいた。しかし、不器用ながらも依頼人に力を尽くそうとする杏の姿に心を動かされた蔵前は、杏が一人前の弁護士になるためのサポートをすることを目標に掲げ、芸能界から法曹界へ飛び込むことを決意する。

ムロは、1991年の「東京ラブストーリー」や95年「王様のレストラン」、96年「ロングバケーション」など、フジテレビのヒットドラマに憧れていたことを明かし、「47歳になりまして、フジテレビのゴールデン帯ドラマの看板を背負わせていただける今。夢を持って、テレビに出させてもらおうと思います」と個性的なムロらしいコメントをしつつ、「47歳役者は若者たちの意見をたくさん利用して、カメラの前に立ちます。若者たちよ見て、そして教えてください。元若者の皆皆さま、どうか期待して待っていてください」と意気込む。

台本を読んで「かっこよくてすてきなオリジナルドラマになる」と直感したと言い、「これからの時代ならではの、マネジメントするやりがいやパートナーとの関係を育む形が実に面白いです」と述べて、「やっかいな天才は素晴らしい」と意味深な発言も。片や、平手は台本を読んで「年齢やキャリアが大きく違う2人がどうぶつかるのか、歩んでいくのか、気になる作品でした」と感想を述べた。

お互いの印象を聞かれると、ムロは「私が持つ平手さんのクールビューティーなるイメージから垣間見える、ちゃめっけ、しゃれっけなど、いろいろな『◯◯っけ』を引き出せたらうれしい」と言いつつ、「いや、私がそれを引き出してみせたい!」とニヤリ。そして「そんな私は、平手さんとの芝居も、芝居を通しての会話も、今から楽しみにしています」と期待。それに対して、平手は「ムロさんとは初めましてなので緊張はしますが、どんなセッションが生まれるのか楽しみです」と真面目にコメント。

芸能人のマネジャーとパラリーガルを演じることについては、「芸能界のマネジャーさんのことは毎日見ていますので、そこからヒントを…」といいかけて、「あ、うちのマネジャーさんから盗みたいものは、今のところ見つかっていません」と言って笑いを誘うムロ。そして、「最近はいろいろな共演者の方々のマネジャーさんを観察しています(笑)。理想のマネジャーさんを演じるのか、『こんなマネジャーは嫌だ』と思われるような人間を演じるのか? 自分が自分を楽しみにしてみたい」と回答。突然法曹界に進出する役に挑戦するが、「パラリーガルについては知らないので、そのまま臨むかもしれません」と率直に語った。

初の弁護士役に挑むにあたり、平手は「弁護士の役は難しいイメージがあり不安もありますが、キャラクターや心情を大切にくみ取り、丁寧に届けていけたらと思っています」と意欲をうかがわせ、「まだ撮影は始まっていませんが、視聴者の皆さんが2人の成長物語を応援したくなるような作品になることを願っています」とメッセージを送った。

なお、演出の瑠東氏は「ムロさんとはずっとお仕事がしたかったので、とてもとても楽しみです。そして、燃えています。ムロさんの笑いと心情を表裏一体で演じる、圧倒的なパワーを作品に生かせればと思います」と語り、平手については「画面からも伝わる底知れない引力にすごく引き寄せられ、ご一緒できたらいいなと思っていました」とコメント。さらに「ムロさんと平手さんのコンビ感がこの作品の生命線であると言っても過言ではありません。お二人のかけ算が今から楽しみで仕方ないです」と期待を込めた。

続けて「リーガルドラマではありますが、楽しく見ていただけるようなエンターテインメントになればと思っています。普段の生活ってなかなか言葉の意味が難しくて…。正面に受け取っていいもの、その裏を読まなければいけないもの。すごく難しいんです」と言いながら、「だからこそ、法律を通して、その奥底に触れられるような、その奥底からアツくなれるような作品を作れたらと思っています。ご期待下さい!!」とアピールしている。

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