「ブギウギ」躍動感あふれるメインビジュアルが完成! 語りは高瀬耕造アナに決定

NHK総合ほかで10月2日スタート予定の連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜午前8:00ほか)のメインビジュアルが完成。また、歌劇音楽、舞台演出、語りも決定した。

趣里がヒロインを務める「ブギウギ」は、戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルに、その人生を再構築。満面の笑みと底抜けに明るいヒロイン・花田鈴子(趣里)が、多くの困難を乗り越え、歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を紡ぐ物語だ。

メインビジュアルのテーマは「音が聞こえてくる」。戦後の日本、人々を明るく照らすヒロイン・鈴子が、象徴的に長屋前で踊り、歌っています。魚を焼く音、子どもたちが遊ぶ音、豆腐屋の笛、赤ちゃんをあやすでんでん太鼓、布団をたたく音など、人々が生活の中で奏でる音が、鈴子の歌と踊りと合わさって、まるで楽しい音楽が聞こえてくるかのようなメインビジュアルとなっている。

撮影を担当した写真家・浅田政志氏は「大掛かりな撮影だったので、朝からとても緊張していました。しかし、趣里さんの太陽のような明るい表情とパワフルなポージングを目の当たりにして、緊張がはるかかなたに飛んでいきました。大勢のスタッフの皆さんと一体感を持って作り上げた渾身(こんしん)の1枚です! ポスターを見て皆さんの心の中に『ブギウギ』のメロディーが流れたらうれしいです」とメッセージを寄せている。

また、番組の語りは、高瀬耕造アナウンサーが担当。高瀬アナは「長く朝ドラを応援してきましたが、まさか自分が本編ナレーションを担当する日が来るとは夢にも思いませんでした。ファンとして“越えてはならない一線”を越えるようでドキドキしていますが、毎朝楽しみにしている皆さんと一緒に温かく見守りたいと思います」と率直な心境を明かし、「ここだけの話、『ブギウギ』の台本を読んで何度も泣きました、ヒロイン・鈴子を演じる趣里さんはじめ、キャストの皆さんによってどんなすてきな朝ドラになるのか、今からワクワクしています!」と期待している。

そして、宝塚宙組「王家に捧ぐ歌」、「fff-フォルティッシッシモ-」、「カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜」、手塚治虫原作「火の鳥」「アトム」「ブッダ」、スタジオジブリ原作「おもひでぽろぽろ」など、舞台音楽やミュージカル音楽を手掛けるほか、オリジナルミュージカルの製作など幅広く活動する甲斐正人氏が歌劇音楽を手掛ける。

さらに、1994~2008年に宝塚歌劇団演出部に在籍し、現在はミュージカルやストレートプレーの脚本・演出のみならず、ショーやコンサートも多数手掛ける荻田浩一氏が舞台演出を務める。

今回の起用にあたり、制作統括の福岡利武氏は「メインビジュアルには、戦後の人々を歌と踊りで明るく照らしたヒロイン・鈴子を描きたいと思っていました。浅田政志さんのまなざしの温かさとユーモアあふれるメインビジュアルが誕生しました。歌が聞こえてきそうで、とてもワクワクする仕上がりになったと思います。歌劇音楽の甲斐正人さん、舞台演出の荻田浩一さんには『ブギウギ』の世界の歌劇を作っていただきました。実際の歌劇の世界の第一線で活躍するお二人の力で、時代を感じながらも新しく魅力的な舞台になっています。ご期待ください。語りの高瀬耕造アナウンサーには、これまで朝ドラ送りで、温かく朝ドラを応援してもらっていました。今回はヒロイン・鈴子の成長を語りとして温かく見守ってほしいと思います」とそれぞれについて語っている。

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