自閉症のアーティスト 全長26メートルの巨大絵画など200点展示  愛媛

自閉症の特性でもある集中力などを活かし独創的な作品を生み出している、愛媛県新居浜市在住のアーティスト石村嘉成さんの個展が県美術館で開かれています。

「生命力」を感じさせる力強いタッチで描かれたライオンやゾウ。
会場の愛媛県美術館には石村さんが描いた動物のアート作品およそ200点が展示されています。

今回の個展に向け、1年がかりで制作した「AnimalHistory」は、恐竜時代から現代に至るまでの命のつながりを描いた全長26メートルの壮大な作品です。

また、こちらの「サバイバルアニマル」に登場するのは絶滅が心配される動物たち。
左右で絵のタッチが異なり、左側に「怒り」右側に「優しさ」の感情が表現されています。

会場には作品を生み出す自宅のアトリエも再現され、机の上には小学5年生の時に亡くなった母・有希子さんの写真が飾られています。

石村嘉成展「いきものだいすき」は、9月10日まで愛媛県美術館で開かれています。

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