アトレティコ、フェリックスのバルサ移籍望む発言に憤慨… 怒りの矛先は代理人にも

[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーはポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(23)の衝撃発言に憤慨しているようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。

チェルシーでの半年レンタルを経て、アトレティコに戻ったフェリックス。しかし、かねてからディエゴ・シメオネ監督との不仲が囁かれている状況にあり、クラブからは構想外とみられている。プレシーズンのトレーニング内ではミニゲームのメンバーから外されたことなどが話題となり、今夏の去就が取り沙汰されているところだ。

そんな中、欧州の移籍市場に精通する著名記者のファブリツィオ・ロマーノ氏がフェリックスのコメントを発信。「バルサでプレーしたい」「バルセロナはいつでも僕の第一希望であり、バルサに加わりたい」「子供の頃からの夢だった」などと、選手本人がバルセロナ移籍願望を公にしたとレポートした。

アトレティコはこの発言を「無礼でプロフェッショナルに欠けるもの」とみなしているとのこと。首脳陣は誰も予想していなかったようで、移籍を強行するためのフェリックス側の戦略だと解釈しているという。

そして、クラブ関係者は怒りの矛先を代理人のジョルジュ・メンデス氏にも向けているようだ。今回の件について、「代理人はジョアンがクラブを去るために満たさなければならない条件をよく知っている。それ以上、我々がこの問題についてコメントすることは何もない」と見解を示したという。

フェリックスの去就に関しては、パリ・サンジェルマン(PSG)移籍や古巣ベンフィカへの復帰、プレミアリーグ行きといった噂が挙がっているが、事態はどのような方向へ向かっていくのか。

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