日産、エンジン生産4千万基突破 横浜工場、EVシフト加速

日産自動車が横浜工場で生産した「VCターボエンジン」=19日午前、横浜市

 日産自動車は19日、創業地の横浜工場(横浜市)のエンジン生産が6月で累計4千万基を突破したと発表した。創業2年後の1935年からエンジンを生産してきた。2010年からは電気自動車(EV)向けモーターを手がけ、22年度の生産数は約4割がモーターだった。今後は次世代の全固体電池の技術開発も行う予定で、EVシフトを加速させる。

 エンジンの累計は1976年に1千万基、86年に2千万基、97年に3千万基に到達。その後は海外生産が増えてペースが落ちたが、2017年には低燃費と高出力を兼ね備えた「VCターボエンジン」の量産を世界初で始めるなど、技術革新に取り組んできた。

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