東芝買収に500億円拠出 日本特殊陶業、発表3社目

 日本特殊陶業(名古屋市)は19日、東芝の買収を目指す日本産業パートナーズ(JIP)を中心とする企業連合に参画し、計500億円を拠出すると発表した。JIP陣営に250億円を出資し、250億円の劣後債の引き受けも予定する。出資を正式に発表したのはオリックス、ロームに続き3社目。

 日特は自動車の内燃機関(エンジン)に点火する「スパークプラグ」事業などで世界トップレベルのシェアを誇る一方、電動化の進展に伴い、内燃機関の関連以外への事業拡大を進めている。

 日特は拠出について「純投資が目的」と説明。東芝との協業について、現時点で具体的な案はないとしている。

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