相次いだ採点ミス受け 千葉県教委が公立高校入試の改善策を公表

相次いだ採点ミス受け 千葉県教委が公立高校入試の改善策を公表

 2023年の公立高校入試で採点ミスが相次いだことについて、千葉県教育委員会は7月19日、選択問題についてはマークシート式にするなどの改善策を公表しました。

 公立高校入試を巡っては2023年2月の試験で98校であわせて933件の採点ミスが発覚し、6月、大学教授などを委員とする検討会義が県教委に改善策を提言していました。

 県教委は19日、この提言を受け、解答方法を記述式とマークシート式の併用型とすることや、合否が逆転しないよう、ボーダーライン付近の答案について改めて点検するなどの改善策を発表しました。

 また、選択問題についてはマークシート式にしてデータで取り込んだ答案を自動採点するなどのデジタル採点システムを導入し、労力の軽減などを図るとしています。

 県教委は今後、8月中旬以降にホームページで解答用紙のサンプルを公表するほか、中学校で説明会を実施するなどして、受験生の不安を払拭したいとしています。

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