「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」声優陣による公開御礼舞台挨拶開催

累計発行部数250万部を超える鴨志田一氏の人気小説『青春ブタ野郎』シリーズ(「電撃文庫」刊)。その最新劇場アニメ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」が、2023年6月23日(金)より絶賛上映中だ。

7月16日、劇場アニメ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」の公開御礼舞台挨拶がユナイテッド・シネマ豊洲にて開催された。石川界人(梓川咲太 役)、瀬戸麻沙美(桜島麻衣 役)、久保ユリカ(梓川花楓 役)、種﨑敦美(双葉理央 役)が登壇し、改めて見どころや収録時のエピソードを語った。

■種﨑さんは相手の演技を汲んでくれる

MCを務める天津・向の呼び込みで声優陣が登場すると、会場は大盛り上がり。オープニングトークでは、公開4週目の来場者特典となっている「複製原画2枚セット(6種ランダム)」が話題に。

こちらは作中の名場面をピックアップした複製原画全12カットが、2枚組で封入されたもの。制作を担当したCloverWorksのカット袋に入ってプレゼントされる点も注目を集めた。

その後にはトークを展開しつつ、増井壮一監督と原作の鴨志田一先生が登壇したスタッフ舞台挨拶の裏側や、WEBラジオ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩とおでかけシスターのラジオを聴きたい」の石川さんゲスト回について語っていくことに。

石川は以前ラジオにて、種﨑演じる理央と掛け合うシーンがとても落ち着くと話したエピソードを披露。種﨑は相手の演技を汲んでくれると感じているそうで、だからこそ落ち着いてお芝居ができたと語る。

この話を受けた種﨑は、理央と咲太の関係性もあってTVシリーズの頃から咲太の反応がわかる部分があったとコメント。また、そんなキャラクター同士の関係性の話題から、理央と咲太だけでなく咲太と麻衣の関係性も注目していること、自身が麻衣推しであると話す。

加えて、本作での麻衣については、今回特典として配布された複製原画の中にもある、髪をまとめて眼鏡をかけた麻衣がお気に入りだと笑顔を見せた。

■“ありがとう”と“がんばったね”と“大好き”を自分自身にかけてあげられるように

「TVシリーズや『ゆめみる少女』と本作の違い」を語る一幕では、瀬戸が作品を比較するのは難しいと前置きしつつ、物語が続いているからこそ違いを考えてしまうと話す。続けて、本作はこれまでのシリーズの中でも繊細な物語が描かれているが、それを映像や音で表現していると感じたとコメント。

石川は思春期症候群の要素はありつつも身近で誰もが経験する悩みに寄り添う作品になっている、久保は本作でかえでだけでなく花楓にも焦点があたった事は大きな違いだと語った。

そして、次作『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』への意気込みなどをそれぞれが語り、記念撮影の時間に。

種﨑は今回のイベントが公開”御礼”舞台挨拶ということで、ファンのみなさんに感謝を述べた。そしてネタバレになるので詳細は言えないとしつつ、本作で広川卯月が発したある台詞が胸に刺さったとコメント。

続いて瀬戸は「先入観なくただ作品を受け止めていただけたら」、石川は牧之原翔子の台詞を引用しつつ本作は「“ありがとう”と“がんばったね”と“大好き”」が詰まっている作品になっており、鑑賞することでその言葉を自分自身にかけてあげられるようになると熱弁した。

最後に久保は咲太の周囲のキャラクターたちも存在しているからこそ、この世界が身近に感じられたとコメント。そして自分の選択に後悔する事が出てきたとしても、それに気づいて新たな選択をできるように、今日も明日も楽しくいきましょうと語り、本イベントは終了の時間となった。

「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」絶賛上映中!

主題歌:「不可思議のカルテ」花楓&かえでVer.

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