月100時間以上の時間外労働強いる 電子部品製造請負業者に罰金30万円

滋賀県長浜市

 従業員に月100時間以上の時間外労働を行わせたとして、長浜区検は19日までに、電子部品製造請負業「サンファミリー」(滋賀県長浜市)を労働基準法違反の罪で略式起訴した。4日付。長浜簡裁は10日、罰金30万円の略式命令を出した。

 起訴状などによると、同市内の工場で機械操作を担当していた従業員3人に対し、労使協定(三六協定)で定めた月42時間の限度時間を超え、昨年5~6月、100時間以上の違法な時間外労働をさせた、としている。

 区検は、同時に書類送検された営業所長の男性(34)については不起訴とした。「情状を総合的に考慮した」としている。

© 株式会社京都新聞社