ゴルフバッグ専用輸送サービス開始 女子ツアーで「利便性向上へ」

選手のキャディバッグを次のトーナメント会場に一括配送する

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は19日、ヤマト運輸と連携し、出場選手のゴルフバッグなどを次週の大会会場へ速やかに運搬するサービスを開始すると発表した。JLPGAによると、選手負担は無料。

福岡県で開催される今週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」(ザ・クイーンズヒルGC)からスタートし、今年は11月のシーズン最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(宮崎CC)まで直接輸送する。

これまでは個人が発送し、会場で受け取っていたが、届かないトラブルなどもあり、選手側から要望があったという。

次のトーナメント会場まで宅配サービスを利用しているという鈴木愛は「4日間大会が増えたので、試合と試合の間が短いケースが多く、次が4日間の時に日曜発送で(練習ラウンドなどを行うことが多い)火曜朝までに届いているか不安な場合があります。そのあたりを確実に搬送してもらえるのならありがたいです」と話した。

今季の女子ツアーは3月「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)でスタート。前週にオープンウィークがあったものの、全38試合のうち、今年初めて半数の19試合が4日間大会となり、試合間隔も例年より狭まっていた。

発表では「通常の宅急便とは異なる選手のサポートを目的とした専用便のため、選手の利便性向上と速やかに運搬することによる練習時間の確保など、より充実したツアー環境を目指します。ツアー全体を横串でつなぐことによる運営の効率化と選手に対する統一的なホスピタリティの実現を目指して参ります」と説明した。

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