小山の空き地から乳児の遺体 通行人発見、県警が捜査

乳児の遺体が見つかった現場付近を調べる警察官=19日午後、小山市

 19日午後5時20分ごろ、小山市城東2丁目の空き地で、通行人が赤ちゃんの遺体のようなものを見つけ110番した。駆け付けた警察官が、ビニール袋に入った乳児の遺体を発見した。県警は死体遺棄事件を視野に捜査、身元の確認などを進めている。

 県警によると、遺体は男児で、1歳に満たないとみられる。服は着ておらず、半透明のビニール袋に入れられ地面に置かれた状態だった。目立った外傷はなかったという。今後、司法解剖を行い、死因の特定を図る。

 現場はJR小山駅から東に約600メートルの一戸建てやアパートなどが並ぶ住宅街。近くに住む会社員男性(32)は「家を出ようとしたら、警察官が大勢いて驚いた。静かな場所なのに」と驚いた様子だった。

 近所の40代パート従業員女性は「報道で遺体があったと知った。赤ちゃんがかわいそう」と話した。

現場周辺で鑑識活動を行う捜査関係者ら=19日午後9時20分、小山市城東2丁目
現場周辺で張られた規制線=19日午後21時35分、小山市城東2丁目

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