JOC、アジア大会で主将置かず 負担軽減、パリ五輪でも廃止へ

2018年ジャカルタ・アジア大会の結団式で、写真撮影に応じる主将の山縣亮太(左)と旗手の上野由岐子=東京都内のホテル

 日本オリンピック委員会(JOC)は19日、東京都内で理事会を開き、9~10月の杭州アジア大会(中国)で日本選手団の主将を置かないことを決めた。男女1人ずつ選出する旗手が選手団の「顔」を担う。選手の負担軽減が目的で、来夏のパリ五輪でも日本独特の制度とされてきた主将を廃止する方向で検討する。

 アジア大会の選手団団長は尾県貢専務理事(64)に決定。今月28日開幕の世界ユニバーシティー大会(成都=中国)も主将は選ばず、旗手には体操男子の橋本大輝(順大)と陸上女子の山本亜美(立命大)が決まった。

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