熱中症で8189人搬送 総務省消防庁、前週比2倍超

熱中症による救急搬送状況

 総務省消防庁は19日、熱中症により10~16日の1週間に全国で8189人が救急搬送されたとの速報値を公表した。前週(3~9日)の3964人から2倍超となり、愛知、和歌山、岡山の3県で計3人の死亡が確認された。

 3週間以上の入院が必要な重症者は186人、短期の入院が必要な中等症は2566人だった。年齢別では、65歳以上の高齢者が4484人と全体の54.8%を占め、18~64歳の成人は34.6%。発生場所は、敷地内を含む住居が39.3%だった。

 都道府県別では、東京が1066人で最多。埼玉806人、愛知540人、神奈川473人と続いた。

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